太極拳を学ぶに際し、漢字が使われていることは有難いことですが、・・・
『太極拳理論の要諦』の書き始めに「日本語でも漢字が使われていることは便利な面もありますが、うっかりすると意外な誤りに導くこともありますので注意する必要があります【抜粋】」とあるように、ありふれた漢字ほど気をつける必要がありそうです。
例えばこの2文字です。
我々は、「腕」は「肩から先全体」、「脚」は「ももの付け根より先全体のこと」だと思います。
しかし中日辞典によると、「腕」は「手首、足首」、「脚」は「足首から先」と載っています。
我々の思っている「腕」はこの漢字です。
辞典によると、「肩から手首まで」とあります。
我々の思っている「脚」はこの漢字でしょう。
辞典によると、「ももの付け根から足首まで」とあります。
練功十八法 後段 第9節に「伸臂転腕」という動作があります。
上の漢字の意味でこれを見ると動作が良く理解できます。
「手」「足」はどうでしょう。 調べてみては如何でしょうか。